秋祭り その3
こんにちは、ふじまき@弓削です。
毎朝、海を見ながら通勤できるだけで、人の心はずいぶん広くなるものだなぁと、
朝のキラキラした海を見るたびに思う今日この頃です。
さて今回は、上弓削の秋祭りに参加させていただいたので、その様子をお届けします。
祭りの前には、毎夜練習が行われます。お伺いしたときは、木で太鼓のたたき方を練習中。
小学校低学年の子どもたちも、お兄さんお姉さんを見習って、がんばって練習していましたよ。
上弓削では、上弓削、久司浦(くじら)、沢津という3つの地域からだんじりが出され、
上弓削と久司浦のだんじりがぶつかりあって、朝、昼2回、けんかだんじりが行われます。
けんかだんじり、初めてみたのですが、すごい迫力です!棒にヒビがはいるのは想定内。折れることもあるのだとか。
今回は、朝は軽く終わったようです。勝敗の結果はつかず・・・
(物足りない!という声が多数聞かれました。みんな本当にだんじり好きなんですw)
1回戦が終わると、各地域にだんじりが帰ります。海沿いの道を引いて帰ります。
各地域のお宮に戻って、休憩。昼過ぎに再び、3地域からだんじりが集まってきて、2回戦です。
朝よりも、長く、アツクぶつかり合います。どう組むか、各陣それぞれ作戦を練って望みます。
アツクなりすぎて、本当に喧嘩をはじめちゃう方もいるらしく、警官の方がわざわざ島外からやってきて見守っているんだとか。
ご苦労さまです・・・
今年は、どちらのだんじりが大破することもなく、怪我もなく、けんかは終了。
勝敗の結果が分からなかったので、隣に居合わせたおばちゃんに「どっちが勝ったんですかね?」と尋ねてみると、
「それがねぇ、勝ったって言った方が勝ちみたいな感じなのよ~」という答え。
面白いのですが、勝敗の結果は、明確にはでないそうです。
審判がいるわけでもなく、「言ったもん勝ち」みたいな部分があるらしく。
同じ場所にいたはずなのに、見る人によって、解釈が違う。まぁ、世界って、そんなもんですよね。
そこから地域のお宮に戻り、ごはんを食べて、本祭りは終了。
翌日の夜は、各地域でだんじりを担きます。本祭りの日は、女性はだんじりを担くことができないのですが、
この日は、女性も子どもも参加します。わたしも参加させてもらいました!
たぶん男性陣からしたら、パワーが少なくなって重くなってしまうんだろうけど、見てるだけより、楽しいですよね。
でも、すごく重かったです・・・
久司浦では、他の地域から応援メンバーが来ないと、だんじりを担く人手が足りない状況です。
どこも似たような状況で、1つの地域だけでお祭りを維持していくことは難しいのです。
みんなで助け合いながら、お祭りが続いていくことを願うばかりです。