高井神島で摘み菜
高井神島での草刈りに続き、午後はしまの大学摘み菜学部の授業に初参加!
摘み菜とは、食べたり、暮らしを元気にする草木や海藻のことで、
弓削では約10年ほど前から、摘み菜を通じてふるさとを見つめなおす取り組みが行われてきました。
今回の授業のテーマは、「摘み菜と毒草」。食べられる草木のすぐ隣には、毒草もあるということで、
実際に島を歩きながら、草木の名前や利用法、見分け方を先生に教えていただきました。
次々と登場する菜たち・・・なかなか名前が覚えられません・・・つみなー(摘み職人)への道は遠い。
でも、おいしいものの名前は、ちゃんと覚えられます!!
これは、「ツルナ」。島で「ははまじしゃ」とも呼ばれているそうです。そのまま食べると塩味がします。
おひたしにして食べるとクセがなくておいしいそうです。
肉厚で、葉の表面には透明な粒状のプチプチが見られ、全体的に白っぽく見えます。
どこかで見たことがありませんか?そうなんです、ツルナはアイスプラントの仲間だそうです。買うと結構高いんですよね。
大切に育て、食べたい、島の宝です。
午前中の「草刈り」では、「敵」であった雑草たちが、
「摘み菜」の視点になると、身体によかったり、美味しかったりする「宝」になります。
何を見るか?何を活かすか?
先日、対馬で生物多様性の活動に取り組む方のお話を聞く機会があったのですが、
自然を「克服」する社会から、自然に「適応」する社会にシフトしていかなければならないということを仰っていました。
人間の都合に合わせて開発していくのではなく、生態系の法則を人間社会に取り入れる。
自然のエネルギーを暮らしに上手に取り入れ、エネルギーを循環させる。
そういった技術・ノウハウをもっと身に着けていきたいと思いました。