地域おこし協力隊 「全国女子会」 in 長野県木曽町 完結編
ふじまき@弓削島です。
木曽町「女子会」2日目の様子をご報告します。
この日は、シンポジウム。
町長挨拶、地域おこし協力隊の概要説明があり、4名の木曽町地域おこし協力隊からの活動発表がありました。
木曽町では、それぞれ隊員のスキルを活かした取り組みが行われているのが印象的でした。
体験館で木工の指導をする方、 キャンプ場の運営をする方、
食を中心とした地域振興に取り組む方、デザイン性のある木工品を作り販売する方がいらっしゃいました。
続いて、3名の女性協力隊員による事例発表です。
- 常陸太田市には、現在5名の協力隊がいるが、いずれも清泉女子大学 地球市民学科を卒業した女性たち。
- 「Relier(ルリエ)(フランス語で「つなぐ」という意味)」のグループ名をつけて活動。
- 「地域の声を活動の軸」にして活動することを心がけており、地域のニーズをくみあげ、それに手助けをするというスタンスで活動。
- 「里見の日」 来訪者の「通過点」になっている里見地区の活性化のため、住人が毎月第2日曜日に自分にできる「もてなし」を行うというイベントを企画。
- 「里見御膳」 地域のおかあさんたちの「家庭料理」を基本に、地のものを旬に食す御膳を都市部の人に提供。
○山梨県甲州市 鶴岡舞子さん (私の出身地のおとなりの町です!)
- 耕作放棄地の開墾(こぴっと畑)
- 耕作放棄地に生える野草(雑草)をそのまま利用しようと、野草研究会を立ち上げ、野草料理教室や観察会を行なっている。
- 地域の伝統食である枯露柿(干し柿)のイメチェンのため、枯露柿のチョコがけやきなこがけなど、地元の人が従来してこなかった食べ方を提案。
恐れ多いことに、トリを命じられました。かわうそキャンプのことなどをお話させていただきました。
上島町のすばらしさもばっちりPRのしてきたはず!!です。
甲州市の鶴岡さんがされている野草の取り組みは、まさに弓削の「摘み菜」と同じ。
足元にある雑草、耕作放棄地にいっぱいある雑草が、見方を変えれば宝物になるのです。
「ねこじゃらし」でふりかけをつくって販売もされているそうです。今度試してみたいと思いました!
この後、他の協力隊女子たちも加わってのパネルディスカッション。ちょっと時間が足りなかったかなという感じですが、
来年度も大規模な女子会を予定されているようなので、それまでの宿題ということで。
というわけで、盛りだくさんの女子会。
同世代の女子たち、「暮らし」を大切にしたくて、マチを離れ田舎に移り住むことを選択した女子たち。
似通った問題意識を持っていて、そうそう!と納得することばかり。そして、そういう方法があるのか!と勉強になることも多いのです。
もちろん「女子」だけに限定する必要はないと思うんです。
「食」とか「暮らし」とか「子育て」とか「介護」とか、良くも悪くも、女性の「仕事」であったもの。
そういう女性たちがあたりまえにしてきた仕事を、「女子的」な発想でかわいいとか楽しいとか、わくわくするとか、
そういう見せ方にしていくことに、女子自身も魅力を感じているのではないかと思いました。
というわりに、「女子力」よりも「オヤジ力」満々のわたしですが・・・・
<木曽町のたび おしまい>