りんご産地へ行ってきました!
こんにちわ。大井@岩城島です。
今日の島の天気は 午後になって雨が降り続いています。
さて先週、青森県の弘前市にある相馬村というりんご栽培が盛んな地域に行ってきました。
ここ岩城島から行くには、まずフェリーで因島へ渡り、広島空港へバスで行き、羽田空港で乗り継ぎ青森空港へ。
そして青森空港からバスで弘前市までと ほぼ1日かかります。
東北地方へ行くチャンスはあまりないので、旅程はハードでしたが 楽しみながら行ってきました。
今回、なぜ弘前市へ行く事になったのか。
青森が産地の果物と言えば誰しもが「りんご」を思い浮かべると思います。
青森の中でも特にりんご栽培が盛んな相馬村という地域が弘前市の南にあります。
他の産地と同様、最近は後継者不足により農家の数が減り、耕作放棄地が増え、産地の衰退化が課題となっています。
今までのように家族経営で代々引継いで農家を続けていく事が困難であれば、外部からの人材を取り込もうと
弘前市及び弘前大学が連携して「外部人材の定住促進による地域再生モデル事業」を行なっており、
その外部人材を集める一つの手段として「地域おこし協力隊」の導入が検討されているのです。
ただ 地域おこし協力隊ってどんな制度?、また協力隊員は具体的にどんな活動をしているの?といった疑問を解決するため、
農業に関連した活動を行なっている数名の協力隊員が集まり、現在の活動紹介、及び今後の展望や問題点などを
地元の人たちに発表する事になったのです。
青森空港に到着すると、今まで見たことがないような積雪量に驚き、バスの中から見える一面のりんご畑にまた驚き、
キョロキョロと外の風景を眺めていました。
→ りんご畑
その後弘前市に着き、先方の担当者の方と食事をしてから宿泊施設へ。
次の日は青森県、山形県、長野県から集まった協力隊員たちと合流し、地元の農協及び直売所を見学しました。
りんごの甘~い香りがする農協の選果場を見学させて頂いたのですが、規模の大きさに圧倒されっぱなし。
みかんとの違いをいろいろと知ることができ、とても勉強になりました。
その後、なぜか 昔地元の結婚式場として利用されていた大きなホールで協力隊員の活動紹介が行われました。
今後の町の特産野菜を作ろうと試験栽培したり、加工品の試作を行ったり、棚田を整備したり、観光客を取り込もうと
ひまわり畑を作ったりと各地域でさまざまな活動をされていて、刺激をもらいました。
一通り紹介が終わり、交流会会場へ。
役場職員、大学職員、農協職員、りんご農家の方などりんご産業にかかわる人たちとの交流会が催され、
日頃の活動や協力隊に応募したきっかけなどを話たり、またりんご栽培の苦労や現状などを聞くことができ、
有意義な時間を過ごす事ができました。
「みかん栽培を辞めて、この村でりんごを作りなさい!」と何度も言われましたが、今回は思い留まりました。。。
余談ですが、年配の方が話す東北弁を100%理解することはとても難しく、外国語みたいでした(笑)。
けれど とても言葉が温かく、ゆったりとしていて穏やかな気持ちになります。
次の日は朝から雪が降っていて飛行機が遅れましたが、なんとか島まで帰り着き、無事に今回の交流会は終了となりました。