魚の島、魚島の魅力
こんにちは、まっきー@弓削島です。
ご無沙汰の更新になってしまいました。すみませんm(__)m 元気でやっております f^^;
四国も梅雨入り。梅雨が明けたら、夏本番!島シーズンです!!
さて先日、ひさびさに魚島へ行ってきました。
魚島小中学校の漁業体験の様子を見学させていただくためです。
魚島は人口約200人の島。
その名の通り、漁業で栄えた島。特に、潮流の速い燧灘(ひうちなだ)で育った鯛は、身が引き締まって「美味」と評され、
大阪の魚市場では、「魚島が来た」というのが、桜鯛の季節を表す代名詞になったほどだそうです。
中学生3名、小学生6名が、「島の子ども」として島民みんなに見守られながら、のびのび育っています。
漁業体験は、漁師さんの仕事を知るための学校行事。
ほとんどの子どもたちのおうちが、漁師さんだそうなので、家族の仕事を知るということにもなりますね。
まずは、漁師さんの船に乗せてもらい、網の引き揚げを体験。初体験で、こどもたちよりも私の方がわくわく(笑)
しばらくクルージングを楽しみ(気持ちよかった~)、漁場に着くと、縄を巻き上げます。子どもたちもお手伝い!
いち・に・の・さ~ん!で網を引き揚げます。普段は、漁師さんお一人でされるんですって。
漁船の上でテキパキと動く、漁師さん、かっこよかったです!!
大漁じゃ~~!
鯛、石鯛、馬鯛(コショウダイ)、タコ、イカ、カワハギ、エイ!
すぐに魚をイケスへ。生きたままでないと、ほとんど価値がなくなってしまうのだそう。
小さな魚は、「大きくなってかえってこーーい!」と言って海に帰します。
ただ帰すのではなく、声をかけて帰すんですね。自然と共に生きる漁師の哲学。
浮き袋が膨張して泳げなくなっている魚は、肛門から管を入れて空気を抜いてあげます。
空気が抜けると、ぷすーっと音がするんです。漁師さんは簡単そうに手早くしていくのですが、力加減が難しそう。
刺しすぎると内臓が傷ついてしまいそうだし、浅いと空気が抜けないし。でも、子どもたちもなかなか上手にしていました!
成功すると、ちゃんと泳ぎだすのでわかります。
港に戻ると、お母さんたちが待っていました。
そのまま船の上で魚をさばいていきます。ウロコを取り、内臓を出すところまで。
調理室とかじゃないんです。ダイナミック!!台所も汚れません。子どもたちも慣れたもんです。
「こわ~い」とか、「きもちわる~い」とか言う子はいません。
なんというか、とてもたくましいなと思いました。
とにかくたくさん魚がいたので、こわ~いとか言ってる場合じゃないんですね。
お母さんたちはチャッチャカ捌いていくし、子どもたちもどんどん手伝いするし。活気と勢い!
父ちゃんが魚を捕ってきて、母ちゃんが捌く。魚は、食べ物。捌いて、食べる。
子どもたちはその様子をよく見ていて、こうした体験も「日常」の延長線上にあって。
たぶん他の地域の子どもなら、こうはならないです。
そして、父ちゃん、母ちゃんたちが明るくて、笑いながら作業しているから、子どもたちも楽しそうなんです。
魚島は、笑顔の島。いつもそう思います。
捌いた魚をもって、学校へ。次は、お料理の時間です!
島の唯一の食堂&宿泊所「魚島観光センター」の板長さんが、刺身のつくりかたを教えてくれました。
さすがプロ!きれいに捌きます。子どもたちも、真剣に教えてもらっていました。なかなか様になってますよね~将来は板前さん?!
今回のメニューは、刺身、鯛めし、吸い物、アラ煮、アクアパッツァ。
お母さんたちの手際の良さにより、ごちそうが完成!どれもおいしくできました~~。
特に、石鯛のお刺身!!!脂がのって、めちゃくちゃおいしかったです!とれたてです。贅沢すぎます。
島にいてもなかなか食べられない味です。
私は船の時間があり、ささっと試食させていただき、失礼したのですが(ちゃっかり食べて、笑)、
この後も大人たちは宴を楽しんだそうです。
漁師さんって、かっこいいな。よく笑うかあちゃんは、すてきだな。その姿を見て育つ子どもたちは、たくましいな。
そんなことを改めて感じた1日でした。
<おまけ> 魚島まちかどファッションチェック!一番右がわたしです。