かわうそDAYキャンプで、1日学校復活!!
こんにちは、まっきー@弓削島です。
海にくらげがプカリプカリ。今年はお天気に恵まれず、あんまり泳げなかったなぁ。
前回のブログで、今年のかわうそキャンプに対する想いを書きましたが、
台風11号の接近により、残念ながら予定していたキャンプは中止となってしまいました。自然には勝てませんから。
上島町でも全航路が一時ストップ。高井神島では停電にもなり、島のおばちゃんたちは「冷蔵庫の中のもんがくさってしまう」と大変だったそうです。
スタッフやスケジュールの都合上、延期は難しかったのですが、代替として8/18(月)に日帰りの「デイキャンプ」を実施しました!
キャンプに参加予定だった町内の小中学生33名のうち20名が参加をしてくれました。
朝8時。みんなでニューうおしまに乗って、高井神島へしゅっぱ~つ♪
島に着くと、まずはお世話になる学校のお掃除。みんなで分担して、掃き掃除と拭き掃除をしました。
普段は静かな木造校舎に、子どもたちの足音と賑やかな声があふれます。
今回のキャンプでは、「港を美術館にしよう」ということで作品制作を行う予定でしたが、
デイキャンプでは「風鈴づくり」をすることにしました。ひとり2つ作って、ひとつは自分用、もうひとつは高井神に残す用です。
子どもたちは、ものづくりが大好きなんです。
はじめは何か描こうか迷っていた子どもたちも、自分の感性やお友達からの刺激をうけて、どんどん表現するようになってきます。
下書きをして細かい図柄を描く子もいれば、ダイナミックに仕上げる子もいます。
段ボールハウスでも、新聞でつくる服でも、お菓子でも、うどんでも、「自分の手」でものを創りだす喜びは同じ。
子どもたちは、その喜びを素直に感じられるのでしょうね。その姿を見ているのは、本当におもしろいし、そこにやはり私は希望を感じます。
人口34人、住民のほとんどが高齢者というこの高井神島で、
子どもたちがものづくりの楽しさを経験すること。お友達や島の人たちと楽しい時間を過ごすこと。
それが未来への小さな一歩だと思うのです。
お昼ごはんを食べて、海遊びとスイカ割りをして、あっという間にデイキャンプは終了。
夕方の便で、それぞれが暮らす島へと帰りました。
キャンプが中止になってしまって、子どもたち、高井神の方々から「楽しみにしていたのに、残念」という言葉をもらいました。
そして、日帰りだけれども実施したことによって、子どもたちからは「楽しかった」という声と元気な笑顔。
島の方からは「できてよかったね。また来年」という言葉をもらいました。
予定通りいかなくて残念だったことも確か。
けれども、だからこそ見えたもの、できたこともありました。
かわうそキャンプをずっとご支援くださったアート講師、フード講師のみなさんをはじめ、
学校関係者、保護者の方々、学生スタッフ、高井神青年団のみなさん、木村自治会長、
私の急なお願いにいつもお付き合いくださる役場のみなさん、あっちゃん、りょーたくん、そして参加してくれた子どもたち、
たくさんの方々に感謝して。今年の夏も、高井神島で子どもたちと楽しい1日を過ごせました。ありがとうございました。
協力隊としての実施は今年が最後になりますが、何かしらの形でかわうそキャンプは続けていきたいと思っています。
今後とも、ご支援のほどよろしくお願いします◎
また来年!