「見えないから見えたもの」上映会報告

去る3月13日(日)、せとうち交流館にて
「見えないから見えたもの」DVD上映会を開催しました。

当日は約50名の方々にお越しいただきました。

DSC_0465DSC_0466

この作品の主人公である、竹内昌彦氏は元岡山県立盲学校の教頭先生で視覚障害者の方です。

私は松山市在住時代に、タンデム自転車を通じて視覚障害者と関わり、
社会的相互扶助・ノーマライゼーションを目指すNPO団体の方の活動に
微々たる力ではありますが携わらせていただいていました。
その知人から、ぜひ一緒に行こう、と誘われたのが竹内昌彦先生の講演会でした。

ユーモアを交えながらさらりと話される辛い過去・・
竹内先生はご自身の体験を、ただいじめを受けた、障害者は大変なんだ、
息子を亡くして悲しい、ということを伝えたいわけではなく、
様々な困難が押し寄せてきても「逆境を撥ね返す強い力」を養ってほしい、
辛い思いをしている人にメッセージを送りたい、
その一心で講演活動をされているのだと感じました。

そんな中、竹内先生の半生を映画化し、先生のメッセージを広めようという動きが
あることを知りました。
そしてその後、多くの方々の寄付や賛同を受けながら、長い道のりを経て完成した作品が、
今回上映した「見えないから見えたもの」です。

「見えないから見えたもの」は自主上映会という形で各地で上映されています。
私は今、自分で企画を提案できる、島おこし協力隊という立場にいます。
直接的に地域おこしにはつながらないけれど、これは自分の企画として開催したい。
そう思って今回の上映会を開催させていただきました。

この作品は深くて強い問題提起力や人権啓発力を持っていると感じます。
この一回だけの上映で終わらせることなく、もっと多くの方々に見ていただけるよう
次回は曜日や時間・場所を変えて開催できればと思っています。

この作品を見ることで、見た方それぞれが何かを感じ、
暮らしやすい社会づくり、偏見や差別のない地域づくりにつながればと願っています。

[`evernote` not found]
このエントリーをはてなブックマークに追加

Top