草木も眠る丑三つ時。両足に電流の走る如くの激痛を感じ、目を覚ます。額には脂汗が流れ、首筋をびっしょりと伝う汗に不快を感じながら足の痙攣が去ってゆくのを待つと、いつの間にか2度目の眠りにつき朝を迎える。深い眠りを裂くような甲高い絶叫とともに目が覚め、朦朧とした意識の中で体を屈めると、鉛がかったようなずっしりと重い足が昨夜の出来事は現実であると語りかけてくるのである。
ハイー!!
夏はホラーであります。怖いですねー。金縛りとか、こむら返りとか、夏は呪われて呪われてどうしようもありませんね!
わたくし、夢でも蜂をみる、通称ハチキチでございます。夢の中では主にミツバチを守るスズメバチハンターをやっておりまして、スズメバチの巣を駆除しようとTシャツ一枚で虫取り網を掲げ、スズメバチの巣を捕獲するようなことをやっています。
先日そのような夢の中でスズメバチに襲われる夢をみまして、恐怖のあまりガッバァと目が覚めると、足がこむら返りして大変だったんです。30分ほどしてようやく眠りについたと思うと、あっという間に朝が来て娘の泣き声で目が覚めるのでありました。
来月になると、スズメバチの繁殖期に入ります。育児を始めたスズメバチはあらゆる昆虫を捕殺し、肉だんごにして子供の餌にします。もちろんミツバチも襲われます。スズメバチはミツバチの巣を占拠して食べつくすことを生きがいとしていますから、巣の前でうろうろして離れようとしません。彼らは、バーゲンに群がる私たちと同じように高揚感を隠しきれず、人の姿など視界から消えてしまいますから、簡単に叩き落とすことができます。
また、彼らはホバリングのプロです。巣の前でうろうろしながら、都合のよい蜂をパシィッと捕獲します。ほんとに上手ですよ。
スズメバチは、日本ミツバチにとって太古の昔からの天敵ですから、スズメバチに襲われた時のふるまい方は、すごいの一言。群れの全体でブルンブルンと体を震わせ、情報伝達、威嚇、集団での反撃準備を始めます。ガッバぁと大群で襲い掛かると、あっという間に熱殺してしまいます。
一方、西洋ミツバチはもともとスズメバチの生息しない地域に自然繁殖しているため、スズメバチに対する反撃がとっても下手くそなんですね。集団で抵抗すればよいのに一人でも突っ込んでいってしまうので、悲しいくらいに全滅させられてしまいます。
ミツバチもそうですが、蜂には集合フェロモンがありますから、放っておくとどんどんスズメバチがやってきて襲撃されてしまいます。
ここのところ、きちんと対策できるかどうかが、秋の養蜂の最も大事な部分になるでしょう。
その辺はまたこんど。ということで、ではでは。