管理養蜂一択
異常をきたす自然やら、自然をゆがめる活動やら。
自然を守る、山を守る、海を守る…そういう活動はとてもよいのですが、これが興に乗ずると、細かなところに目が行って、生き物の保護活動が始まってゆきます。
私も前までは、それはとても良いことなんだろうとぼんやりと思ってはいたのですが、今ではちょっと危なっかしいなぁと思っています。
うん、うん、あぶない。人が自然を操作すると、とことん危なっかしい。
私が学生だった頃は、ジャイアントパンダが絶滅するーとか、トキが絶滅するー、とか…テレビでやってました。
でも、今でもたくさんの昆虫類が絶滅危惧種に指定されています。
そんなかで、人間に有益なものや個体サイズが大きいものは保護対象になって、守ろう守ろうってするのですが、なんで絶滅を危惧するところまで弱っちゃったの?ってところで正確な情報がほとんどないんですよね。
結局のところ、複合汚染とか都市化とか、エサ不足、気温上昇、F1、、そういう原因に焦点をあてるんだけれども、今の近代化、都市化した環境ではどうにもできないことがほとんどなんですよね。
仮にミツバチを増やそうという活動を保護飼養の観点から実施すると、地域にある蜂たちの日々の食べ物が枯渇するまで繁殖してしまうので、そういうバランスを無視してしまうと、蜂は増えるけど蝶たちは死ぬ、とか、そういう因果になってくるんです。
だから、蜂を増やす活動がすべて環境に良いかといえば、その通り!とは言えないのです。
蜂は農作物の3割の受粉がどうこう、っていうんだけど、蝶だって受粉していますから、やっぱり地域の様子をみながら養蜂。なんですよね。蜂を飼うなら管理養蜂、流蜜を終えるとちょっとは給餌、自然保護に努めないと…なのです。