蜂針療法…?
腰痛だった、島おこし協力隊、西尾です。
「腰痛だった」んですよね、3週間ほど。
それで、おさまることもなく…腰痛3週間目も腰痛1日目と同じような症状で、もうダメかも…?そう思っていたんですけれど…。
あれれ~?
スパッと治ってしまいました。
それで、人に対して「直ちに効く」というお勧めをしたいのではないのですが…。
ちょっとびっくりな蜂刺され、蜂毒の世界のご紹介?です。まぁ、眉に唾をつけて聞いてくださればと思います。
巣箱内の検査をしているときに、つい指でミツバチを挟んで、皮手袋の上から浅くなんですが、刺されてしまいまして。そうすると、手が晴れて痛痒くなってきて、針を抜いて水洗いなどをするのですが、そうして気づいた時には腰の痛みがほとんどない…!?なかったんですよ!ほとんど!
それでまぁ、そのときは治りかけたという感じで、ちょっと痛みも残っていて…そうしてまた3日もすると痛みが出始めたのです。
その痛い腰で、今度はてっぺんに穴あきの麦わら帽子を被って巣箱の内検をしていたのですが、帽子にミツバチが2匹ほど入ってしまいまして、髪の毛にもぐりこみ、ビービーと騒いだあとに頭を…ずぶり…ずぶり。
なんだか蜂さんにも申し訳なくて、こちらもあわてて作業を終え、手袋を外すと「刺されすぎ警報」ともいえる蕁麻疹症状がでており、それなりにてんやわんやしました。ひとつ間違えだったのが、頭なので針も抜けないだろうとあきらめ、その痛みは我慢で乗り切ることを決めてしまったことなんですね。
そうして針の刺さったままの頭にはしっかりと蜂毒がまわり、目の周りまで膨れはじめ、そして頭を刺されただけなのに、片方の手はこの腫れよう!さすが!ミツバチ2匹分のヒスタミン効果は強い。

部屋に戻って刺されたところを確認。すると、毒嚢付きのこんな蜂針が!

(もう刺されるのには慣れっこにになってきましたが、あまり刺されてばかりの養蜂家もはずかしいのでなるべく対策します…。)
とまぁそんな感じで…気づいてしまったんですよ。
腰痛…ない!刺されてまだ2時間!腰痛、ない!
こりゃすごい、びっくり!蜂針に刺されてよかったなぁ。
まぁ、蜂針治療をお勧めするわけでもないし、人によっては強いアナフィラキシーがでることもあるかと思いますので体験談として聞いてもらえると嬉しいのですが、ほんとに速攻性抜群でした。
1匹0.2mgの蜂毒。注入されるのはそれ以下。
そんなにすぐ効くかよ、そんなに効果あるかよ。
いろんな本を読んでそういう疑いを持っていたのですが、今になって思うとアナフィラキシーというのは速座に発生し、全身にとても重大な影響を与えることを思うと、その神経作用の速さについても、疑うべくはありませんでした。
ちなみに、蜂産品のひとつで、ものすごき健康効果を得ることができるという「ローヤルゼリー」についても、一度に摂取する分量は耳かき一杯分とかで、余計にとりすぎると突発性の発疹がでたりするのだとか。そして、摂取するときは天然のローヤルゼリーを生のまま摂るのが良いのだそう。
食べにくい食材を人間の食べやすい形に変えるための「加工」という作業は、無数の栄養素を痛めつけてしまうということのようです。
ということで、蜂産品も何もかもは、適量摂るに尽きるのです。