撮影~
こんにちは、上島町島おこし協力隊の西尾です。
今日は、西洋蜜蜂の採蜜作業をCATVで撮影してもらいました。
生名の畑に受粉を兼ねて置かせていただいている採蜜用の蜂群で、上島町初公開、国内では未流通の国産自然巣西洋ミツバチ蜂蜜を採蜜しました。
はちみつって、虫っぽい香りじゃないんですよ!花の香りなんですよ…!
・・・ということで・・・
養蜂の世界。とても奥深くもありますが、分かってしまうとなんとでも組み立てられる世界でもあります。歴史が浅いですから。
料理でもお菓子でも、おいしいものを作るには目標の味から遠ざかるものはなるべく入らないようにレシピを組み立ててゆきます。
これは養蜂も同じで、おいしいはちみつを採るには花蜜そのものの味を邪魔する様々なものに目をやりながら、なるべく混入しないように技術を組み立てると、他では食べることができないようなおいしいはちみつを採ることができます。
養蜂業界はこれまで、近代養蜂と呼ばれる採蜜主義の養蜂を徹底して貫いてきましたが、同じように品質優先の養蜂があってもいいんじゃないかと思います。
ミツバチの命を尊重し、ストレスを与えない、負荷をかけない、邪魔をしない。
そんな少しの気配りでとってもおだやか、多産、おいしいはちみつを集めるミツバチを育てることができます。
ただし、国内5万トン強のはちみつ需要のうち、国産はちみつは3千tに満たない流通割合で、なんと95%ものはちみつが輸入はちみつなんですよ。
うーん、考え物ですよね。
それだけはちみつの需要を賄えていないということを考えると、採蜜主義は当然なのです。