レモンの香りに包まれる「いわぎ物産センター」

皮からオイルを精製し、果汁を絞った薄皮を餌に混ぜてレモンポークとなる豚を飼育しています。

 先週火曜日の7月7日、岩城島に行ってきました。岩城島へ行くのは、4月に島おこし協力隊として活動を開始してから、今回で3回目となります。弓削島生活の私は岩城島に対して、まだまだ「アウェイ」感を拭えないでいます。

 今回のブログでご紹介したいのは、「青いレモン」で知られる岩城島の特産品を使った食品を生産加工・販売する株式会社いわぎ物産センター(以下、センター)です。センター長の大本孝則氏にお話をうかがい、施設をご案内いただきました。

 センターの主力商品は、島で採れるレモンの加工品です。島には、センターの事務所・加工所、直営の農園、直営の売店と喫茶店があり、加工品やレモンをはじめとする柑橘類は、オンラインショップでも販売されています。直営店は、岩城港務所内にあります。

 大本氏の案内で事務所から、スライドドアを開けて加工所の中に入ると、レモンの香りに包まれます。それもそのはず、トラックの荷台一杯にレモンの皮が山積みになっていました。そして訪問時には、皮を機械で剥いた後に残ったヘタ部分を手に持ったナイフで切り取る作業が行われていました。次にご案内いただいたのは、巨大な冷蔵庫と冷凍庫でした。ここにレモンなどを保管しておくことによって、通年の作業が可能になっています。最後にご案内いただいたが、レモンケーキやジャムをつくるためのオーブンやコンロなど調理器具のあるキッチンでした。

 大本氏のお話で強く印象に残ったのが、「センターは生産者(農家)の皆さんのための施設である」ということでした。農作物から加工品をつくるのは、販売しきれなかった農作物を有効活用するだけでなく、加工することによって高い付加価値を付けるためでもあります。センターはまた、働く場所を創出しています。

 弓削に戻る前、港の売店でレモンケーキを買って帰りました。「ミニレモンケーキ」でした。帰宅してから、昔からあるのは「ミニ」ではない「レモンケーキ」だと大本氏がお話しされていたことを思い出しました。4回目の岩城訪問の機会も、近そうです。

[`evernote` not found]
このエントリーをはてなブックマークに追加

Top