郷土大楽
こんにちは、上島町島おこし協力隊の西尾です。
今週8月19日(水)、上島町社会福祉協議会様(愛称:社協さん)の企画で、子供が入学できる大学=「かみじま郷土(ふるさと)大楽(だいがく)」に講師として参加させていただきました。
郷土大楽は、「郷土愛を育もう、大人から受け継ごう、他地区・多世代と交流しよう」という目的と、地域の生業を子供たちに伝えたいという想いをもって、年に1度開催されているイベントです。
地域の小・中学生を対象に開校されており、魚島からも2名ご参加いただきました。そして、10名の定員を超えて18名の応募があり、その人数だと頑張ればやれなくもないということで、18名みんなに入楽していただきました。
とてもうれしいことです。
今回のテーマは「自然と食を学ぶ」という内容で、Kitchen 313 Kamiyugeの宮畑真紀さんと共に「みつばちの生態観察、はちみつ採取、蝋燭作り」&「はちみつを使ったパン&料理作り」を実施しました。(…宮畑さん、とってもおいしいお食事をありがとうございました。)
みつばちの生態学習
養蜂体験
採れたものを自分で料理して
自分で作ったものを食べる
採れた巣は捨てることなく蝋燭になる
4次、6次または、7次産業と呼ばれる領域まで着手できたと思います。
そして、グリーンツーリズムやSDGsなど、近年の社会的需要を、広くテーマとして扱うことができました。
なにかと自分はつながっているんだという関係を知ること
ヒューマンアニマルボンド:生き物とのつながりから得られる心のケア
バイオフィリア:人間や動物が自然界の一部を好むという性質
人と人がつながってゆくつながりの関係もあるでしょう。
宮畑さんは、パンの生地を捏ねる過程の中で、素材を優しく丁寧に扱ってあげること、素材も生きているということを教えてくださいました。
人も小さな生き物も等しく心を持っています。
みつばちの巣箱を開く前には、必ず挨拶をしてから開けましょう…なんてことを、とっても真剣に、夢中になってやってくれたり、羽化してすぐのミツバチを手にとって、首に乗せて遊んだり。

私たち大人が想像もしないくらい言うことをきかないこともありますが、私たちが期待していた以上に自然に対して心を開いている姿があり、これからの社会に対する希望のようなものが滲んでいるように思いました。
そして、反省として振り返ってみると、中身の細かなことはまだまだ修正の余地があります。ですが、とりあえず初の試みとしてスタートを切ることができたということで、これからの飛躍に向けて、今回のイベントはとても意義のあることだったと思います。(ですが、念を押すくらい修正の余地があります。)
社会福祉協議会の皆様、Kitchen 313 Kamiyugeの宮畑様、そのほか、スタッフについてくださった皆様、大変お世話になりました。
ありがとうございました。