オオスズメバチの猛攻
こんにちは、上島町島おこし協力隊の西尾です。
タイトルの通りで、オオスズメバチの激しすぎる猛攻に遭っています。
ミツバチの巣箱にはそれぞれ約2万匹のミツバチが住んでおりますが、ちょっと気を抜くとオオスズメバチに襲撃されて、あっという間に2万匹のミツバチの死骸が地面を埋め尽くしてしまいます。
2万匹のミツバチが全滅するまでほんの数時間です。いちど襲撃を受けてしまうと次から次へと大スズメバチが飛来し、巣箱を占拠して群れを潰してしまいます。この影響で、5群が崩壊、2群が逃去、4群に大きなダメージを受けましました。もう、最悪です。
近年は9月になるとオオスズメバチが出るという別の地域の情報を頼ってしまったのが間違いで、8月中旬に資材を頼むスケジュールとしていたのですが、8月10日頃には第1団のオオスズメバチが飛来していたので、対策が2週間遅れたのです。
そんなオオスズメバチの猛攻を防ぐため、様々なトラップを駆使して攻撃から守ってあげることが重要です。私は、ミツバチより大きくスズメバチより小さな目のネットを使用して巣箱までの間に一定の距離をとってあげる工夫と、一度くっつくと逃げることができない、強力な粘着ネズミ捕りシートを使用しています。
1匹のオオスズメバチをネズミ捕りにくっつけておくと、どんどんとほかのオオスズメバチがそのスズメバチを助けにゆくため、粘着シート上がスズメバチだらけになります。
世の中には、オオスズメバチに毒を盛り、巣を丸ごと破壊してしまうような薬剤が販売されています。これは一般的に環境破壊であると批判されることもある商材ですが、それは全くその通りで、しかしそれ以前に人が自然生物を殺めるときは、無秩序に殺すものではなく最小限に留めるということが重要ではないかという思いがあるため、使いません。
必要以上に殺めないでよいものを一網打尽にしてしまうようなことのないように、これからも資材選びや手段を限定して、対処していきたいと思います。