活動報告 その1

こんにちは、上島町島おこし協力隊の西尾です。

残すところ任期もあと半月と差し迫ってきました。

時間がない、時間がないと、日々時間がないことを言い訳に、あらゆることが先送りになっています。

さてそんな中、そろそろ活動報告をまとめてゆきたいと思っています。

本来であれば報告会などを開催したいところではありますが、なにぶん「時節柄」ということで、Blogにて報告をさせていただいています。

とりあえず記録に残しておこうと思います。

今回は、1年目について書きたいと思います。

2018年4月 産業振興課 配属

最初の10日間ほど、桜祭りの交通誘導や挨拶回りを実施しました。

その後、前任者の業務をお手伝いしたり、引き継いだり、地域の1次産業の見学をさせていただき、少しずつ地域のことを知りました。

5月に入ると、3年間の定住スケジュールをまとめた企画書として「耕作放棄地対策、養蜂、狩猟」についての立案をしました。

同じ頃、現在改修工事を行っている空き家をご紹介いただきました。

海開きのイベントとなる「サマーナイトフェス」の実行委員会が始まると、そこにも参加さていただき、協力隊を担当される職員の方や若手の職員の方とも遊ぶ機会をたくさんいただきました。

サマーナイトフェスは豪雨災害のため中止となりましたが、当時のパンフレットには出店者として「西尾」が残っています。失敗したこととして、イベント準備のために大きな出費をしてしまったことです。特産品PR(イノシシ)がしたく儲けようとは思っていなかったので、材料だけでもそれなりに痛い出費となりました。

それらの食材は、友人たちへと振る舞いました。懐かしい思い出です。

このころには商工観光課の「花の島構想」にも参加し、花の植栽なども行いました。そのほか、浜辺に流れ着いたウミガメの死骸を処分したり、松原の枯れた松を切ったり、松くい虫の防除に同席したりと、それまでの暮らしではなかったことをたくさん経験しました。

6月に入り、前任者が退任され、同時に佐島しまのひろばの主担当が私に切り替わりました。佐島しまのひろばは「無人産直市」でしたが、立ち上げ当初であったこともあり、なかなか「無人」とすることが難しい環境でした。

前任者のお仕事が「佐島しまのひろばの立ち上げ」という大きなお仕事であったことに対して、私のお仕事は「産直市の運営改善」であると意識し、最初に大きくエネルギーを注ぐことで「ほぼ無人化」に向けた管理へと改良しました。

今後も、担当者が変わるたびに「運営改善」が続いてゆけばと思っています。

同月、私の企画した「耕作放棄地対策」と、従来から役場にあった「佐島 西辺地区レモン谷化計画」がマッチアップし、共働することとなりました。

ここでは、町長、西辺地区で農業をされている方、役場職員農林水産課の方、しまなみ指導班の方を招集させていただいて、打ち合わせをしました。

結果として、町が賃貸借の橋渡しとなる「円滑化団体化」の準備をすることとなり、農林水産課と打ち合わせながらルール整備などを行うと同時に、佐島地区の農地における地権者を調べたり、ヒアリングしてもらったり、自らヒアリングするなどをして、情報を集めました。

7月に入ると、豪雨災害に見舞われました。ちょうどそのころ、西尾家では「第2子」の出産を控えた妻のつわりがピークを迎え、日々の暮らしにもかなりの厳しさを感じていました。

災害の日から連日、現場へと足を運び、被災地の確認や養生作業、測量の補助作業、給水などをしました。事務所では被災情報の受付やトイレ・非飲料用水の管理、必要に応じて被害状況の発信などをしていました。

仕事を終えて家に帰っても、断水のため、そのあとの1日をどう過ごすかということで困ってしまい、何度かは福山までお風呂のために行きました。フェスパの浴場を開放していただいたり、友人のお風呂をお借りしたりと、助けられながらも大変だったのを覚えています。

7月、8月、9月と現場に出る機会は非常に多く、秋、冬になるにつれて作業は減りましたが、3月末まで被災対応は続きました。

豪雨災害が続くさなか、立案していた「企画書」の内容が進められていない状況であったことをどうにかしたいと考え、時間のある時には援農による耕作放棄地対策の活動や、地域の方の畑で農業研修などをしていただきました。

春から続くフォトコンテスト巡回展の展示準備や移動などをお手伝いさせていただきながら、観光協会さんとの情報交換などもよく、行いました。

松原海水浴場の海開きの準備なども行いました。

8月はサマーナイトフェスの設営、片付けから始まりました。

島の花火大会は花火からとても近く、今までに見たことのないようなダイナミックな花火大会でした。

ちょっとの期間だった海開きも幕を閉じ、そのあとの片づけを行いました。

このころから、たびたび台風が来るようになり、田舎暮らしでの台風対策などについても勉強をさせていただけたと思います。

9月頃からは、豪雨災害の影響も少しづつやわらいで、イベントに参加する機会が増えました。敬老会などにも参加しました。

商工観光課の「花の島構想」や「観光ホームページ制作ワークショップ」にも参加させていただいたり、また、プライベートでは通算4回のハンター養成塾や狩猟講習会に参加したりしました。

10月は、しまなみ農業指導班さんが主宰している農業研修会のすべてに参加させていただいて、町内の農家さんに挨拶をしました。

芋炊き会などの小さなイベントからサイクリングしまなみのような大きなイベントのスタッフとして参加することで、イベントの空気を感じることができました。

11月は、月あかり会や愛媛産業まつりがありました。特に、愛媛産業まつりはとても大きなイベントで、町の特産品をPRするために商品の特徴を勉強したりと、自分自身にとっても参加してよかったイベントとなりました。

12月「おさかなママさん料理教室」に参加し、弓削中学校の生徒と一緒に鯛めしなどをつくりました。

クリスマスに向けて、陽だまり公園に竹明かりを設置したり、養蜂場を視察したり、イノシシ免許の取得に向けた準備をしたり。

このころになると毎週末、産婦人科へ通いながらの日々です。2歳の子供を抱えて産婦人科やら、お出かけやら。わかる方にはわかる(わかってほしい)超ハードな日々です。貧乏暇なし、2018年休みなし、そんな感じでした。

疲れてきましたので今日はこのへんで!

PS.私のところへ養蜂を勉強しに来てくださっている方のところに早くも二ホンミツバチが来ているようです。上島町の養蜂家がまたひとり増えます。まだまだ増えますよ!春うららー。

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