みかんの甘さ

 

こんにちわ。

岩城島には、主に農業技術の普及をされている「しまなみ農業指導班」という所があります。

以前は果樹試験場として柑橘類の研究をされていたそうですが、現在は農家の方の相談に

応じたり、農業に関する技術普及をされています。

 

 

先日そこで作業をさせて頂きました。

柑橘類は隔年結果(かくねんけっか)といって 一年おきに豊作不作を繰り返す習性があります。

毎年の収量の増減をできるだけなくすため、実を成らせる木と成らせない木を分けて調整したり、

同じ木でも片側だけに実を成らせたりといろいろな方法で栽培されています。

 

今回は 来年全く実を成らせない木の枝をひたすら伐採していく剪定を行いました。

こんなにさっぱり切り落として大丈夫なのかと思いましたが、またしっかり実が成るそうです。

 

休憩時間にあの高級柑橘「紅まどんな」を食べさせて頂きました。

食感、味とも本当に美味しい柑橘です。

 

↑ 左:天草 (紅まどんなの親)   右:紅まどんな

 

その甘味を糖度計で測ってみると 一つの実でも上部と下部で数値が違っていました!

 

↑ 右の穴に果汁を落として、糖度を測ります。

 

生産方法、園地の立地条件、気候、木の性質など味が決まる要素は複雑で、

同じ種類の柑橘でもその年によって味も変わってきます。

その違いもまた面白いと思いますが、常に同じクオリティを求める市場に対応していく難しさも感じます。

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