地域おこし協力隊 「全国女子会」 in 長野県木曽町 その1
こんにちは、ふじまき@弓削島です。
昨日はお客さんが来ていたので、ハゲのお刺身をいただきました。つるっぱげじゃないです、カワハギさんです。
肝ポン酢、たまらないですね。おいしかったなぁ~。
さて、少し前のことになってしまいましたが、
2月26~27日長野県木曽町で行われた地域おこし協力隊「全国女子会 交流会 in 木曽町」に参加させて頂きました!
地域おこし協力隊は、全国173自治体で473人おり、そのうち女性172人(2012年7月現在)。
企画をされたのは、木曽町の協力隊 都竹亜耶さん。「食」を中心に、女性そしてママならではの視点で、活動されています。
亜耶さんとは、以前協力隊の研修でお友達になりました。
「女子会」です。女子が主役です。なぜ女子か。
地域おこし、地域づくりの鍵となる田舎の暮らしや文化は、 女性たちが司る家事がルーツにあります。
母から娘へ受け継がれてきた郷土の味、手仕事、むかし話。
協力隊女子のなかには、地域のお母さんたちからその伝承を受け、
新しいカタチでアウトプットするという活動を行っている人が多くいます。
そんな「女子ならでは」の地域おこしの視点で、情報共有や意見交換をしたいという思いで、
この会が開催されたのではないかと思います。
個人的には、「女子」という性別の括りではなくて、「女子的な」ものということが鍵になってくるのではないかと思っています。
そんなわけで、北は山形、西は愛媛(わたし)から協力隊女子18名が木曽町に集結しました!
まぁ、なんともパワフルなこと。すぐにおしゃべりが盛り上がるのも女子の特徴です。
初日は、木曽町視察です。
木曽町は、上島町も加盟する「日本で最も美しい村連合」に入っており、山間の美しい村でした。
まずは、「木曽馬の里」へ。お馬さんに会いに行きました。
ここは、 希少な日本の在来馬のひとつである木曽馬の保護育成施設。
かつて日本には各地固有の馬がいたそうですが、 明治以降、軍馬として使用するため、大きな洋馬との交配がおこなわれていったそうです。
体が小さく、足の短い在来馬は、やがて繁殖を禁じられます。
木曽馬も種馬がいなくなり、絶滅寸前となりました。
しかし、神社の神馬として一頭だけ種雄馬が残っており、絶滅を逃れることができたそうです。(よかった!)
女性や子どもが世話をしてきたことから、 温順で人懐っこい性格と言われる木曽馬。
可愛い瞳をふわふわの冬毛に、女子たちはメロメロでした(笑)
続いて、閉校校舎を利活用した「ふるさと体験館」へ。 味のある木造校舎で、そば打ちや木工体験、織物体験をすることができます。
木工体験では、協力隊の桑村さんが活躍されていました。(右下の木工も桑村さん作!かわいい♪)
ここがすばらしいのは、この学校が閉校になったときに、 学校の利活用法が決まる前から、
地域住民が毎月一回、学校を綺麗に守ろうということで、掃除をされていたのだそうです。
そんな大切な場所だからこそ、こうして体験館になってからも、 地域の要になることができるのではないかと感じました。
ちょっと小腹がすいてきたところで・・・長野といえば、おやき!ということで、 各地の特産品を持参してのコラボおやき作りです。
鹿肉、いかにんじん、仙台麩、ブルーベリージャム、枯露柿(干し柿)、干し芋、まいたけ・・・おらがまちの「自慢」が集まりました。
わたしは、島のひじきを炊いて持っていきました。
地域のお母さん方に手伝って頂きながら、これまた賑やかに、そしてチームワークよく、作業が進みました。
ついついおしゃべりが過ぎちゃうのも、女子のならでは。
スケジュール押し気味です・・・さあ駆け足で、天然炭酸温泉「二本木の湯」へ。。。
シュワシュワする不思議なお風呂にはいり、みんなさっぱり。ここからは、すっぴんです(笑)
ここで、今日視察させていただいたところについて、がっつりアンケートを記入。
今後の観光施策に活用してくださるそうです。
そして、待ちに待った夕ごはん!木曽のお母さん方が作ってくださったあったかいごはんと、全国各地の特産品がテーブルにずらり。
面白かったのが、長野の「えご」。長野だけど、えご草という海藻を使った郷土料理で、いぎすに近い感じがしました。
島のレモンは、あまい!と好評でした♪
宿泊先は、農家民宿「のりえの家」。なんと町長さんのお宅です。でも、地域の方は、「町長の奥さんのりえさんの家」と表現されます(笑)。
どぶろく特区を取られているということで、町長さん自らが作ってくださった「女子会専用どぶろく」(甘め)をみんなでいただきました。
のりえさん、町長さん、あたたかいおもてなし、本当にありがとうございました。
さて2日目は、シンポジウムです。この事例発表のためにきたんです・・・仕事しごとっと!
<つづく>